馬込川めぐり (8)(下村橋〜馬込川河口)
(下村橋から馬込川河口まで 03-11-07 取材、03-11-10 作成)
瓜内橋を過ぎると今度は左に大きく蛇行して、浜松市中心部を流れて
きた新川と合流する。ここから先、馬込川は両岸に葦が生い茂る中を
ゆうゆうと、太平洋へ向かって流れていく。
右岸の製紙工場(遠州製紙)を過ぎたところに下村橋(36)が架かって
いる。
中部浄化センターを過ぎ、通称掛舞線(県道361号舞阪竜洋線)に
架かる向橋(むかいばし)をゆっくりと蛇行しながら白羽橋(37)に
向かう。
白羽橋を過ぎてすぐ日本の大動脈・国道1号線浜松バイパスに架かる
橋が馬込新橋(38)である。大型車両が間断なく通過していく。
日本三大砂丘のひとつ中田島砂丘の入口となる中田島橋を過ぎると、
川幅が広々としてくる。
両側は遠州灘海浜公園として整備され、野鳥も数多く観察することが
できる地域にはいっていく。浜松市の東部を流れてきた芳川と合流
するところは、まるで大きな池のようである。その南の渕のやや狭く
なったところに架かるのが遠州灘大橋(39)である。これが馬込川
最下流の橋である。その名のとおり遠州灘(=太平洋)に最も近い
橋であり、中田島団地方面と遠州浜方面のアクセスを格段によく
した橋である。この橋が完成してまもなく開校した浜松江之島高校が
11/7の取材日に、ちょうど20周年記念行事を行っていた。
遠州灘大橋から500メートルもしないところが馬込川河口=遠州灘
である。釣り人がのんびりした一日を過ごしている。
◎取材完了後の感想
3月下旬・桜の花の開花する頃にはじめた地元・馬込川めぐりであるが、遠州灘の河口へたどり着いたのが、
平野部にも紅葉が始まろうとする11月になっていた。
正直こんなにかかるとは思ってもいなかった。昨年取材した天竜川は、延長213キロ、117の橋とダムを
3月から9月の6ヶ月でまわることができたことに比べると、格段の差である。どうやら地元であるが故に
いつでも取材できるんだという油断(?)があったのかもしれない。気持ちの方はいつも山梨県と富士山に
行ってしまっていたのである。
身近な川・馬込川であるが、取材した時々によって見せる表情は皆違っていた。晴れの日も雨の日も川の水は
絶えることなくとうとうと流れている。
さて来年は、馬込川の支流を地道に取材していこうかと思っている。 (03-11-10記す)
(※↑2004はちょっと無理なようです。2005にはなんとかいきたいと思っています。04-07-26)
(※↑あれから、稲生の野望が沸きあがり、地元の課題は疎かになってしまっています。08-05-22))